220215-18自然塾「蔵王の樹氷」~樹氷ライトアップ!!~
2022年2月15日(火)-18日(金)
宿泊先 山麓ヒュッテ 023-694-9445
参加者 自然塾2名 下島 横坂
宏倫先生の教室1名 遠藤
講 師 岩橋宏倫
遠藤さん(ゲスト)の話によると、宏倫先生の教室で出かけた「北信」も「森吉山」も吹雪だったので「蔵王」には大いに期待したのに、また吹雪になってしまったと苦笑い。スーパー晴男の横坂は先入りした三日間は晴れで、二日目は地元の人も滅多に見られない快晴だったから、宏倫先生がホワイトアウトを引き寄せているのかもしれない。黒いアウターを変える時期が近付いているのかもしれない、なんて(笑)
オミクロン株の感染拡大が収まらない中での開催で、参加人数も日に日に減少していくので少々寂しい感じでしたが、実際に蔵王に来てみれば、カメラを構えた先には大自然が広がっていますし、大自然の厳しさ、命のいとなみの不思議さ、光と影が織りなす造形の面白さがありますので、「蔵王」に来て良かったと感じました。ただ、トドマツノキクイムシの被害は予想以上に深刻で、針葉樹が針様樹に変わっているのを目の当たりにしますと、蔵王で普通にみられると思っているビッグモンスターも有限なんだと感じ入ってしまいました。

2月15日(火) 初日 曇り
山形駅14時集合 東北地方各地のお得意様先を回ってきた下島さんと合流。東京からゲストの遠藤さんの車で宏倫先生が合流して、一足先に蔵王入りしていた横坂と15時前に山麓ヒュッテで合流。おかみさんの出迎えがあたたかい。
山麓ヒュッテの風呂のボイラーが故障していて利用できないため、ヒュッテから150m西にある温泉を利用することになりましたが、これが蔵王四季ホテルの外湯で、滞在中の毎晩、車で行き来して温泉を楽しめたのはとても幸せでした。
https://www.zao-shikinohotel.jp/hanareyu/
2月16日(水) 二日目 朝から雪

せっかく来たのだから、お地蔵様と一緒に記念撮影はしようと!とロープウエイに乗車したものの、山頂駅周辺は完全にホワイトアウト。まるまると太ったアオモリトドマツの樹の間に入り込んで一時間程粘ってみたけれど、天候の回復する兆しがないことから、樹氷高原駅(中間駅)周辺まで下りることにしたが、ここでも天候は変わらずで、針葉樹と広葉樹の混交林が雪を被っているのを一時間程撮ることに。昼食時間になったことと、この状況では埒が明かないので、下山することになった。


昼食には上山温泉の 湯蕎庵 味津肥蘆 で名物の板そばをいただいた。その後は、長井市にある ながい百秋湖、高畠町の阿久津八幡神社の三重塔などの撮影を楽しんで、夕食時間に少し遅れて帰還。その後、温泉に浸かり、反省会。


2月17日(木) 三日目 朝から雪
停めていた車の屋根には10㎝を超える雪が積もっている。天気がはっきりしないけれど、山頂で粘ることを承知の上でロープウエイに乗車する。山頂駅から一歩も外に出られないほどの気象条件。レストラン山頂で珈琲を飲みながら待機するが、一時間ほど待って諦めて、いくらか視界が利く樹氷高原駅に下りることに決める。下島さんはこの辺りに留まるとのこと。
宏倫先生とスキーゲレンデの斜面を400m程のぼり上げて、ビッグモンスターが間近に撮れる場所に横坂が案内する。光がない中で撮り始めたので、時折薄日が射しこむと撮り直しになり、下山を決めて移動している途中で先程より強い陽が射してくるとまた撮り直しに登り直して、を何度も何度も繰り返して、楽しいのなんの。


これから山頂方面もきっと晴れてくるだろうと期待が膨らむ雲行き。その前に腹ごしらえをすることにして「とまとの森」に入った。昔はトドマツヒュッテと言っていたのに様変わり。自家製トマトをふんだんに使ったメニューばかり並んでいる。でも・・・大のトマト好きの下島さんのお口には合わなかった様子。

再び、山頂駅に移動して、いくらか傾きかけた陽射しに浮かび上がる樹氷を撮ろうと四苦八苦する。陽が差し出すと慌てて屋上展望台に駆け上がり、猛烈な風を全身に感じながらシャッターを切る。寒くなるとまたレストラン山頂に戻って暖を取ったり、階段で待機したりする。外の温度はマイナス12℃ほど。撮影しているとジャケットの表面が凍り付いて真っ白になる。日没直後、ライトアップのやわらかい光が射して、樹氷の陰影を楽しんだり、お目当ての満月が出てくることを期待したのだけれど、山頂全体が白く厚い雲がかかっているので諦めることにする。ライトアップ鑑賞の観光客が増え始めた頃に下山することにした。

