20220206-08 「槍に突き刺さる夕陽」を撮る
2022年2月6日(日)-8日(火)
宿泊先 アクティブ峰の原(渋谷区立峰の原青少年山の家)
https://active-minenohara.com/
参加者 4名 加藤 高橋 町田 横坂
講 師 岩橋崇至 岩橋宏倫

2月6日(日) 一日目 雪
ゆきむら夢工房(上田市真田町)に集合し、昼食は茶飯事(同町)で蕎麦をいただく。
その後は菅平高原の手前にある滝 浄水の滝、唐沢の滝の撮影をする。
今回の宿舎は東京渋谷区の保養施設、アクティブ峰の原。町田さんが手配した快適な宿で標高1500mの高原にある。魅力的なのは値段の安いこと、食堂から北アルプスの展望が抜群なこと。
1日目は浄水の滝、唐沢の滝で十分に撮影が出来たことと、15時を過ぎる頃から雪が深々と降り積もるので夕景撮影は見送り、体力温存して翌朝に備えることに。


明日の予定は、①早朝のサンセットテラス。②午前中にスノーキャットで根子岳山頂に立つ。③夕方「槍に突き刺さる夕陽」を撮る。実現すれば幸運と言うしかない。
時節柄、食事は部屋ごとに分かれてテーブル席で摂り、黙食が励行され、配膳や片付けはセルフサービス。食べきれないほどの副菜が用意されている。食事を済ませるとすぐに部屋に戻る。「槍に突き刺さる夕陽」の当たり日(2月5日)が今年は土曜日だったので、スキー客で満室だったけれど、日曜日となると他に一組の利用者があるだけ。
2月7日(月) 二日目 快晴
朝の撮影にサンセットテラスに立つ。朝焼けの北アルプスの展望が目の前に広がる。凍てつく指先など気にしていられない。この時期は生活道路の除雪が最優先されているけど、サンセットテラス周辺は雪の中。訪れるのは我ら5人だけ。贅沢気分を満喫。


朝食後に大急ぎで準備して車移動、奥ダボススキー場からスノーキャットに乗車する。リフト一本分と合わせて4500円支払うと根子岳山頂直下まで運んでくれる。南極観測隊が使用している赤い雪上車(10人乗り)に揺られること30分。降車地点から10分ほど登ると根子岳山頂に立てる。歩きやすい道の途中には西穂高の樹林帯や蔵王の樹氷を思わせる光景が続く。


根子岳山頂(2207m) の根子岳神社にお参りして記念撮影。四阿山は後方の雲の中。


山頂からの展望を楽しみ撮影が十分にできたところで、また雪上車に揺られて帰還。昼食はセブンイレブンで各自調達して宿舎に戻って食べることにする。午後は長めの休憩をとることに。宏倫先生は明日のNHKの教室のために一日早めに帰路に就いた。
夕方、二組に分かれてロケハン開始。町田・高橋組は初日に引き続いて牧場敷地内からの撮影に向かい、岩橋先生と加藤・横坂組は車で秘密の場所を探しに出た。先生の助言を地図上に落とし込んで、撮影地を見つけるのが難しい。それがまた面白くもある。槍の姿が見えることは無論、太陽がどういう角度で落ちていくのかを予測するけれど、陽が落ちていく速さに合わせて露出を決めているうちにあっという間に日没となってしまうから、なんとも面白い。

秘密の場所から撮った上の写真は、太陽の中心は槍ヶ岳の左側に落ちている。一方、牧場内から撮影した高橋・町田組は槍ヶ岳の右側に落ちていったと言うから、謎は深まるばかり。撮影を終えて、夕食の始まる前に高橋さんは家路に就くことになったが、その時間には路面は冷えて凍り付いていたようだ。
2月8日(火) 三日目 晴
朝の撮影ポイントを牧場内に移して、町田さんの案内で加藤さん横坂の3人で向かう。サンセットテラスとはまた違った展望が広がっている。北は白馬岳から南は前穂高岳まで一望できるので、朝食までの時間が許す範囲で撮ることにした。撮影する近くで、スキー場スタッフがスノーモービルで慌ただしく移動している音がする。

