2019.01.25~28 「冬の上高地」
岩橋崇至写真自然塾主催「冬の上高地」
2019年1月25日(金)~28日(月)
参加者 石神 奥井 渋谷 島田 下島 高橋 町田 松井 山口 横坂 と ゲスト 井上 計11名
講 師 岩橋崇至先生 岩橋宏倫先生
宿泊地 1日目 しるふれい(沢渡) 2~3日目 山のひだや(明神)
走行距離 1日目10.5km 2日目7.0km 3日目9.8km 合計27.3km

1月25日(金)宿泊地に各自集合する。
16:00過ぎに、新島々駅で東京方面からの参加者:渋谷さん、下島さん、町田さん、井上さんの4名は講師と高橋さんの2台の車に分乗して先行してもらい、16:30過ぎに到着の山口さんを横坂がピックアップして宿に到着すると、奥井さん、島田さんは既に自車で到着していた。石神さんと松井さんは明朝、松本駅で集合して追いかけて来ることになった。今回は11名の参加と盛会。
しるふれい の利用は写真自然塾としては3回目らしい。筆者は初めての投宿なので、大浴場の快適さに感動し、温かくて美味しい洋風料理が並ぶことにも感動する。自然塾の活動以外にもこの宿を使う会員が多い理由が分かった気がする。
18:30夕食 気象情報の確認。天気が期待できないので遅めの出発に変更する。食事前から喉を潤す練習に余念がなかった各位は、明日の計画を確認できた人から就床。旅の初日は現地に到着するだけでお疲れ様なのです。
21:10松本地方で震度2の地震あり。気付かなかった方も多かった様子。
1月26日(土)
5:30起床 サラサラ雪が5㎝積もっている。
7:30朝食 朝食も美味しい料理が並べられた。
8:30玄関前に集合。しるふれいの送迎用の車に分乗して釜トンネルに向かう。
9:00釜トンネル出発。土曜日なので釜トンネルの入口付近に人だかりができている。
10:30大正池ホテル前発 橇は車道を進み撮影隊と別行動を取り田代池に向かう。




12:00田代池到着
12:30撮影隊が合流する。
13:40田代橋 ここからは治山道路をいく 中の瀬冬季トイレ活用
15:00展望台付近 松井さん石神さんの到着が待ち遠しい。
今回は橇を使用した。上高地内では冬期間、水の確保が難しいとの事前情報があったので、予め2ℓのペットボトルを4本用意し、雪を溶かして水を作る為の鍋とガスコンロ、酒類、その他に女性たちの三脚、スノーシューなどを積み込んだ。釜トンネルの中を走行する時には用意した台車を使った。橇を引く役は宏倫先生と筆者だったけど筆者は400M歩いたところで宏倫先生のハイペースに付いて行けずダウン。渋谷さんが快く交代してくださった。
釜トンネル出口に台車をデポして、橇に乗せ換えて順調に進むと思いきや、引っぱり出した途端に転倒の連続。ロープを長く伸ばして「電車ごっこ」の状態にして安定するまで時間がかかった。橇の後部で舵取りが重要であることも体験的に習得した。
15:00過ぎに後発隊の松井さんと石神さんが合流して一気にパワーアップ。斯くして、明神の 山のひだや に 辿り着く頃には 橇使いの名人 が誕生したが、夕闇が迫っていた。
17:00山のひだや 部屋に入る
女将さんの説明あり マメタン炬燵 トイレの使い方 蛍光灯 カセットボンベ あんか
部屋の中はひんやりしていて冷蔵庫の中にいる気分。吐く息は白い。
17:30食事前の練習 石神さんの差し入れの4合瓶はあっという間に消費。
上高地写真展の際に下島さんから差し入れのあったお酒を開封。鹿児島の「伊佐美」
18:30夕食の席に着いたが食事が並んだのは19:00。トンカツの厚みは十分でした。
ラップを巻いたトレーの上に食材が並んでいてボリューム満点。

宿を利用するのは我々だけと思っていたところが他に2団体、自然塾と合わせると31名。
しかも隣の席の10名の団体はたこ焼きパーティで既に盛り上がっている。大きな笑い声。
自然塾のみなさんのお行儀のよいことを実感する。
20:30気象情報の確認から、霧氷もつかないだろうし、朝焼けも期待できないだろうから、
朝は田代池まで下らずに明神付近での撮影を決める。確認を済ませて各自就床とする。
豆炭あんかが温かい。
1月27日(日)
5:30起床 予報に反して晴れて星や月が出ている。霧氷は付いていない。
6:00出発 明神橋の左岸に位置取り、めいめいに明神岳を仰ぎ見る。荘厳なひと時。
7:00朝焼け 期待以上の朝焼け 皆が無言で撮影に没頭する。

何人かの方の口元が緩み、今朝の撮影でもう十分撮れました!と満足そうでした。
7:30帰還 明神池方面に撮影に向かった三人のうちの町田さんが水際で水没、登山靴を濡ら
す ハプニングあり。先生が歩いた跡を少しだけ外して歩いたための踏み抜きが原因。さら
に、輪かんを装着していたために水際から脱出できず苦戦を強いられた様子。
8:00朝食 お雑煮。四角い餅は厚みがある。
9:30撮影に出かける。町田さんの登山靴の応急的手当てが済み、歩くことに支障がないこと
を確認できたので、河童橋方面まで下りながら撮影にいそしむことになる。
10:15明神池から流れだしている川にかかる橋(名称不詳)の周辺で猿たちの群れに遭遇。11:00小休憩 2263峰東壁の氷の滝を見上げる。


途中から夏道に入りラッセルしながら進んだものの、岳沢湿原の入口付近の橋の上で木道
の 踏抜きが多発したために、治山林道を歩くことを選択した方が多かった。
展望台付近で合流すること、各自行動食を取ることの指示があった。
12:45岳沢湿原 岩橋先生と宏倫先生、高橋さんと横坂がここで昼食を摂りながら撮影。
遊歩道の木道の上を歩きながら筆者は2回踏み抜いてしまう。
13:30展望台で合流するも、長い時間待たされていたので寒かったと帰路を急がれている。
後発隊はケショウヤナギの赤がきれいなので撮りに行くことに。
14:00小梨平 川沿いのケショウヤナギの赤を撮る。岩橋先生、高橋さん、松井さんと自分。
15:30明神橋の左岸で明神岳を仰ぎ見る。
16:00帰還 ストーブの周りで歓談
18:00夕食 今日は焼き肉風。自然塾13名のみの宿泊なので昨日とは対照的に静かな夕食。
18:30ミーティング 写真展「上高地 春から夏へ」開催に向けて協力を呼びかける。
19:15終了して、気象情報を確認、各自思い思いに過ごす。
島田さんは星の撮影に出かけ、明神岳の上に天の川がかかった、星が撮れたと報告あり。
20:30消灯
1月28日(月)
5:30起床 曇天 朝の撮影は期待だけに終わった。午後から降雪の予定だけれど、半日くらい天気がずれているような感じで、今にも降ってきそう。

7:45朝食 お雑煮
9:00体操 ご主人女将を交えての集合写真を撮る。9:15出発


梓川左岸の遊歩道をいく。トレースがしっかりついているところでは 橇 がボブスレー状態
になり、宏倫先生を先頭に、後ろに松井さんがついただけですいすいと進んでいく。
10:30小休止 河童橋からの中間点1.2㎞地点 ところどころで撮影もあり
11:00小休止 河童橋 順調なスピードで移動出来ている。河童橋で中ノ湯温泉に泊まって釜トンネルから歩いて来ましたという二人連れに会う。背中にはスノーシュー。軽装なのが気になる。小梨平冬季トイレが使えると案内する。

11:50霞ケ池 撮影
12:20大正池 撮影 大正池冬季トイレ 大正池の氷紋が撮れる場所を探す。湖面に近づくにつれて氷紋の輪が楕円形になってしまう。
13:00釜トンネル入口 デポしておいた台車を雪の中から掘り出して橇の荷物を乗せ換える。台車のゴロゴロという音が坑内に響き渡っていた。
13:30釜トンネル出口 しるふれいのお迎え 日帰り入浴(400円)は格別でした。

15:00しるふれい出発 東京方面から電車で来た4名は15:10松本行きのバスに乗車
16:00風穴の里で十割蕎麦を食べた後、解散
岩橋先生、宏倫先生、石神さん、奥井さん、下島さん、高橋さん、松井さん、横坂
文 横坂 写真 岩橋宏倫