© 2017 岩橋崇至写真自然塾

  • Black Facebook Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Pinterest Icon
  • Black Flickr Icon
  • Black Instagram Icon

2017.11.22~25 「燕岳」

January 20, 2018

2017年11月22日(水)~25日(土)  

 

 

参加者 大谷 高橋 二宮 町田 渡里 石神 渋谷 島田 松井 横坂 計10名 

講 師 岩橋崇至先生 岩橋宏倫先生

 

 

11月22日(水) 夕方から雨模様

 除雪の済んだ道路とはいえ中房温泉に向かう時にはいつも慎重な運転になる。特に、信濃坂を通る度にこの坂である有名な写真家の先生が事故った話を思い出してしまう。おそるおそる通過する。

 

16時00分有明荘に到着すると一番乗り。ほどなく宏倫先生が渋谷さん、町田さん、渡里さんを乗せて到着。朝の食事は弁当としインスタント味噌汁で食べてから出発と決めて、荷揚げもお願いしたけれど天気が良ければの話。怪しげな雨の音。

 

18時00分 夕食。我らの他にお客様が2名、連休前にも関わらず食堂内はひっそりとしている。外は雨に雪が混じり始めた。写真教室の計画通りに入山した所謂「本隊」なのに5名だけの食事は淋しい感じがする。珍しく日本酒を熱燗でいただいた。先生は既に16日から上山され、大谷さん、二宮さんも同行している。また高橋さんも20日から上山している。燕山荘スタッフブログによると、昨日・一昨日と稜線では天気が良かったようなのできっと「良い写真が撮れた!」という先発隊のドヤ顔を想像してしまう。

 

20時45分散会消灯。

 

 

11月23日(木) 小雨 歩き出す頃には晴れ間あり 稜線の風は強くて寒い

夜中、雨音がずっと聞こえていた。気温が高く、このまま雨が降り続けるのは降雪よりもかえって厄介になる。5時00分起床。5時45分朝食 前夜に穂高駅まで来ていた石神くんがタクシーで5時30分頃に到着する。7時10分には島田さんも到着した。小降りになった頃合を見計らって出発することに決め、宏倫先生の車で登山口まで送っていただく。

 

 

島田さんから準備体操を指揮してもらい登山口を8時00分出発。石神くんに先頭を頼んでゆっくりと歩いてもらい8時25分に一回目の休憩を取る。その頃には車を置きに戻った宏倫先生が追いついた。時折、木々の上に積もった雪が風で落ちてくることがある程度で、降雨も降雪も止まっている。第一ベンチ8時50分。女性たちがアイゼンを装着する。9時35分第二ベンチ。途中で井村かっちゃんと松井さんが追い越していった。10時25分第三ベンチ。島田さん、横坂を除いて全員がアイゼンを着ける。第三ベンチまで登ってくると風が急に冷たく感じられた。11時31分富士見ベンチ。町田さんが持参した羊羹巻なる甘い物は成城石井で販売している銘菓とか。12時23分合戦小屋。ラーメンとコーヒーをいただく。松井さんが我らの到着を首を長くして待っていた。三角点付近まで下りて撮影していた岩橋先生が小屋までお迎えに来てくださった。13時20分わかんを着けたものが前を歩き、アイゼンのみのものは後方で歩き出して三角点まで上がる(13時52分)が、歩いたのは夏道だった。岩橋先生を先頭にわかんで道幅を確保しながら小股で一歩ずつ登って行き「お褒めの松」で少々撮影したあと、冬道を一気に高度を上げた。息が切れる。風の勢いはますます強くなったので目出し帽を被ったところ、吐いた息が眼鏡を曇らせて、それが更に凍り付いてしまう事態に。眼鏡なしでの最後の直登では自分の鼻水が鼻先から長々と垂れて風に揺られる場面まであって、慌ててしまった(笑)。登っている途中で雷鳥の姿を見かけたけれど、とても撮影出来る状態ではなかった。先生によると縄張り争いをしている最中ではないかとのこと。

 

15時24分 燕山荘に到着。西側から吹き付ける風が強すぎて小屋の脇の通り抜けには危険が伴うと判断されたため、我ら一向は冬季小屋の入口から建物に入ることになった。河地支配人がそう判断した背景には、僅かばかり前に小屋の西側で余りの風の強さで身動きできなくなった方(!)がいて、その方が燕山荘に直接SOSの連絡を入れたことがきっかけだった。それとほぼ同じ頃、合戦尾根も猛烈な風が左から右から後から吹き荒れていた。大下り方面からの風と燕岳を越えて吹き下りた風が合戦尾根の上でぶつかることに原因していると先生があとで説明があった。冬季小屋の入口から中に入ったところに大谷さんが出迎えていてくださった。建物の中の階段や廊下をずーっと歩いて下って、やっと見慣れた玄関先に辿り着けたのでホッとした。

 

17時30分 夕食。食卓には高級な赤・白ワインが添えられていた。石神くんは豚汁が大好物なので・・と4杯あっさりと平らげていた。島田さんはボージョレヌーボーを箱買いするワイン通。少量ずつ盛り付けられているおかずがいくつもあって、量と言い色合いと言い申し分ない。登ってきた感激で一層おいしくいただいた。

 

18時20分ストーブを囲んで飲み会・おしゃべりタイムに移動。途中で井村かっちゃん

 が同席する。登山口付近から積雪があるのは珍しいこと。お褒めの松あたりまで降雨だった。湿った雪が降ったので、冬道は安定する。気象の話、星の撮り方の話、グリーンパトロールから注意された話、明日の撮影計画などを確認して20時30分には散会となった。

 

 

11月24日(金) 終日吹雪

夜半からずっと風が強く吹いていた。5時30分スタンバイ、TVで気象情報を確認すると、なんと!抜けると予想していた寒気が居座り続けている。この状況では撮影は難しいと判断して6時30分朝食とする。7時15分図書室にて先生が淹れた濃い目のコーヒーをいただく。7時30分からミーティング。今後の撮影計画や年会費の徴収、自然塾の理念や会則について世話人代表から説明があり、先生から補足説明をいただいた。

8時30分 高橋さんが下山のために出発。戸外には出られないので、受付・売店前で参加者全員の記念撮影を済ませてから高橋さんを見送る。

 

9時20分 講評会 石神くん、町田さん、横坂の順に行い10時25分まで。今年は講評会を一度も実施していない話から、急遽、12月3日(日)13時00分から講評会を行う話がまとまり、エディカス東京へ電話で連絡して当日の開催が確定した。また、12月13日(水)から開催される最後の日本山岳写真集団展の先生の当番日が12月15日(金)と紹介された。

 

 

高橋さんから11時45分に登山口に着いたとの連絡あり。早い。昼食後は各自の時間として、写真集を読み漁るもの、カメラ機材の取扱方法を宏倫先生から熱心に教えてもらう等々で時間を過ごす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15時08分 ケーキセットでコーヒータイム。寒気が居座って動く気配なし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16時48分 待ちきれずに晩酌が始まる。17時30分 夕食 高級な赤・白ワインが今日もテーブルに添えられていた。18時20分 井村かっちゃんが合戦尾根から冬道を付けて上がってきて円座での飲み会に合流。一日で新雪が50cm以上降り積もった様子。外気温-12℃。先生から明日の段取りが説明される。朝は撮れないかもしれない。もしかしたらが20%、日中徐々に天気回復の見込み。出来るだけ撮ってから下りたいので、9-10時頃に下山して14時有明荘。明日は天気が回復するも日曜日には大きく崩れる見込み。明日の夕食は二回転の大人数になる。下山時の渋滞もおそらく発生して時間がかかるだろう。参加者の歩くスピードがまちまちなので、現地での解散としたい。島田さんは明日の天候回復に掛けて残留する意向。20時15分で終了して明日の下山のための荷造りなどに着手する。

 

 

11月25日(土) 雪 -11.3℃

5時30分  大天井岳方面に向かう若い女性3人と男性1人のグループあり。準備に忙しく動いている他は、外に出て行こうとするもの、山頂方面に向かおうとするものはなく、時々玄関扉を開けて様子を観にいく程度で推移。開閉する時間が一秒程度なのは、明らかに無理と判断するからで、悩みようもないという状況。天候の回復を祈っているのは皆同じで、ここ数日間ずっと室内に閉じこもっているから、動きたくてうずうずしている。

 

6時30分 朝食 鮭の切り身 その他にもバランスの取れた食材が並べられていて、彩りも量も申し分ない。先生から9時00分くらいまで待機したいと話があった。島田さんは残留が確定。松井さんは12時頃まで様子をみて判断したいという。7時30分 のコーヒータイムにはプラスティックのカップも用意していただいた。荷造りを済ませた我々には改めて持参する手間が省けることになる。ありがたい配慮に思わず感激する。「天候の回復が期待できるので延泊できる人は残った方が良いよ!」と先生から背中を押される形で、二宮さんと町田さんが残留することになり、横坂も特に忙しい用事もないので残ることに。残留するのは5人、9時00分 に下山するのは岩橋先生と宏倫先生、大谷さん、渡里さん、渋谷さん、石神くんの6名となった。まだまだ風雪吹き荒れる中を下る先生たちを見送って写真教室はここまでで終了となった。

 

 

下山後のそば(くるまや)

 

そばを食べた後、穂高駅まで送っていただき、渋谷、渡里、石神は電車で東京へ

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は悪天候のためにカメラをザックの中から一度も出さないまま終了してしまった。当初の予報では比較的天気が良かったのに、上山する頃から寒気が居座り始めて、動きが突然遅くなった。これは男性たちの天気まつりが控えめだったからかもしれない。今後は改めないといけないかもしれないと少々反省(笑)。その分、情報交換に十分な時間が取れたことは収穫だった。また、写真自然塾からの事務連絡がきちんとできたことは良かった。

 

その後の残留組のことを少々綴ると・・・

10時00分 燕岳が少し見えることもあるけどホワイトアウトの状態が続いた。2時00分に登山口を出発して9時30分に燕山荘に到着したお客さまが、ラッセルしっぱなしだったと話して疲労困憊のご様子だったので、下山した6人のことが気にかかる。

12時00分 まだ吹雪が続く。昼食は各自で済ませる。

 

13時00分 横坂が夜の星空撮影場所の確認に出かけて、そのまま眼鏡岩まで足を伸ばした。風は激しく吹き続けていたが15時00分過ぎに晴れ間が出始めて、16時00時燕岳が姿を現した。槍ヶ岳は白い雲の中ですっきりとした姿を見ることはなかったが、荘厳な雰囲気が漂うこの場所にいられる幸せを実感する。カメラ片手に小屋から飛び出してきた登山客も同様の気持ちだったに違いない。

 

17時30分 撮影できた嬉しさに興奮しながらの夕食 「写真自然塾の方ですからどうぞ!」といただいたビール券を使って思い切り喉を潤した。鯖の味噌煮の美味しかったこと。

 

19時00分 赤沼オーナーの話を聞く。アルペンホルンの音にも耳を傾けた。

 

20時40分 星空撮影に出る。風が強く吹いているので昼間に確認しておいた場所まで足を伸ばせず、燕山荘の玄関前で撮影した。月齢6.1で空が明るいと島田さん、松井さんは床で横になって時間調整をしていた。23時00分頃には横坂は終了して床に潜り込んだが、松井さんの帰還は深夜0時を回っていたらしい。

11/26(日) -16.3℃ 朝 晴れ間  下山時は猛烈な風と小雪舞う

5時00分 起床 朝焼ける眼鏡岩を撮る計画をしてみたものの、二宮さんは下山の体力温存を最優先するため山荘付近で撮影すると希望されたので、横坂は単独でイルカ岩の少し先まで出かけた。イルカ岩の東側で雷鳥のつがいを発見するも、まだ陽が昇る前の薄暗がりだったので撮影には至らなかった。

 

7時15分 朝食 通常の食事時間よりかなり遅くなったので図書室でいただいた。各自荷造りを済ませ、出発できるように準備が整った8時00分にケーキセットをコーヒータイム。赤沼オーナーは先生が昨日下山してしまったことを残念がっていた。

 

9時00分 下山開始。合戦尾根はトレースがついていたけれど、猛烈な風が吹き下ろして、耐風姿勢をとることも頻繁だった。町田さんには松井さんが、二宮さんには横坂が随伴した。10時30分合戦小屋かっちゃんラーメンを食べる。11時30分出発。 

 

登山口14時10分到着。ここからは松井さんと島田さんには先行してもらい、入浴した後登山口まで迎えに来てもらうことにした。その後、「くるまや」へ向かったのは、前日下山した先生たち6名が「くるまや」できぐるいそばを食べているところをfacebookにアップしていたので、我々も同じにしないと!と意を強くしたことによる。満腹のち解散とした。

 

 

 

松本駅まで二宮さん、町田さんを送りながら、岩橋先生へ無事下山の報告をする。

 

 

記録 横坂

写真 岩橋宏倫先生 石神 島田 横坂

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload