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2017.10.29~31 「上高地自然写真教室 ~カラマツ黄葉を撮る~」


宿泊 五千尺ロッヂ

参加者 森田 下島 町田 横坂 ゲスト:島 井上 計6名 講 師 岩橋先生 岩橋(宏)

当初はアルパインツアーで開催することになっていた教室が、急遽、「自然塾」の開催と変更になったので、少人数での開催となってしまいました。多くの会員から、もう少し早めに連絡してくれないと困るよ!とお叱りのお言葉をいただきました。この場をお借りしてお詫びしたいと思います。

10月29日(日)

 台風接近に伴う嵐 先日の「涸沢」に向かう時に、小梨平のカラマツ黄葉が例年よりも早目に色付き始めていたので、もしかしたら・・・と危惧していたところに、大型台風21号が先週末に上陸 し、台風22号が今まさに接近中という大荒れの中での開催とあって、幾分気乗りしないま まの上高地入り。

 14:00pmロビーで歓談するも天候の回復は期待できず、撮影を断念してお茶会に移行。講師の挨拶と自己紹介。「雨のあと霧氷が期待される。運が良ければ冠雪もありう る。」と先生からのお話。写真屋は雨が降ると山に入るけど、タイミングが大切・・・仰 るとおりの激しい雨。15:00pm過ぎから講評会を実施する。それ以降夕食までの間、懇談。

 18:00pm夕食 いつもどおり美味しい食材が並んでいるので、少しずつ皿に盛りつけるも、気が付くと食べきれないほどの量になってしまう。言い訳しながらも、しっかり完 食。バイキングは危険だと毎回感じながら美味しくいただく。明日の活動予定と時間を確 認したのちはそれぞれの時間とする。男たちは21:00pmまで熱心に天気まつり。

10月30日(月) 冬型の気圧配置

 5:30amに出発すべく準備を整えたが雨は激しく降り続けていて、河童橋まで出ることも 困難な状況。天気図には等圧線が10本も縦に並んでいる。撮影は中止して自室待機してい るところに夜行バスで駆けつけた下島さんが到着する。梓川は増水しているが水の色はき れいなまま。

 7:00am朝食。雨は雪に変り始める。コーヒーをテイクアウト容器に入れてロビーに移動 する。2018年の年間計画が話題となり歓談しながら天気待ち。

 10:00an講評会 下島 裏庭の熊笹の葉が白くなり始める。 11:00am宏倫さんは明日のNHKの写真教室のために離脱。 12:00pm午後だけでも撮影に出ることになり防寒対策などを万全にしてから集合出発。

小梨平でラーメンなどの麺類で食事を済ませて岳沢に向う。こんな天気の中、明神へ向かう散策路を歩く観光客の方が多い。外国語が飛び交っている。岳沢の登山道を少し登ったところで苔生した樹林帯を撮ることになったが、思っていた以上に積雪量が多かった。

 15:30pm女性たちは五千尺ホテルでケーキタイム。雲の薄いところが出始めた頃に帰還。

 18:00pm夕食 その後19:30pmから202室で懇談。大正池からの眺めが期待できるかもし れないと明日の集合時間などを確認してのち20:45pmお開き。

10月31日(火)

 朝方冷え込み、快晴の青空が広がる。5:30am玄関ホールに集合出発を予定していたが、路面凍結のために車での移動は困難。 また、天気図によると北アルプス上空だけに雲がかかっていて展望が利かないと先生から 説明があり、真っ暗な廊下でしばし相談。大正池での撮影は中止とし近くの展望台での撮 影に変更となった。

 6:00am重苦しく垂れ込めた雲は厚く、撮影にも力が入らない。6:50amでいったん終 了。

 7:00am朝食。天気図によれば回復傾向にあるから晴れる筈と期待が膨らむ。 河童橋付近で撮影を続けたあとに、帰りのバスの時刻に合わせて撮影できる場所を確認 して、各自がチェックアウトを済ませたら田代池まで足を伸ばすことになった。

 8:15am撮影再開。こちらの気持ちが伝わったかのように、稜線上にかかった雲が明神岳第二峰あたりから切れはじめて、白く雪をいただいた穂高の稜線が目に飛び込んでき た。もうこうなると誰もが無言になって撮影に熱中する。先生は河童橋の定位置から撮影 に勤しんでいらした。また、梓川に写り込む穂高の雄姿をカメラに収めることが出来たのは幸運。

 10:00am強い陽射しが降り注ぎ絶好のシャッターチャンス到来とあって、先生は撮影に忙しく動き回っている。ふと、集合写真を撮り忘れたことに気付き、先生の姿を探しなが ら田代池方面を目指すと、いつもの場所でカラマツ黄葉を撮っていらした先生を発見。焼岳を背景に一枚撮影する。ここで写真教室はひと区切りとした。

 その後田代池まで出かけた一行は帰りの田代橋で解散としました。 女性たちと下島さんは帝国ホテルのランチに向かいました。 帯状高気圧が上空に来て好天が期待できることから、3名が活動ステーションへ移動し、 10/31月明かりの夜と11/1早朝の銀世界を満喫しました。

記録+写真 横坂


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